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2005年 11月 13日
釣果:6匹(ニジマス20~40センチ台)
これまでのトータル:87匹 水上公園制覇ということで、最後の一つのさいたま水上公園へ。 9時の開園30分前に入り口へ着くと、既に順番待ちの列。 ちなみに、私は9番目でした。 受付を済ませてプールの西側に急ぐと、水車前のポイントは既に埋まっていました。 3つある水車によって生じる水流がぶつかり合う場所のようです。 私は、やや南側の、流れの緩やかな場所に陣取りました。 朝イチで埋まる 今回は、軽量スプーンの飛距離を伸ばすために下巻きを多めに施した上で、ラインを3ポンド(VARIVASのスーパートラウトアドバンス)から2.5ポンド(ヤマトヨのファメルトラウトサイトエディション)に巻き替えたことによる使い勝手のチェックも兼ねています。 新しくパイロットルアーとして導入したフォレストのPALをいくつかセレクトし、ダイソーで買った紐付き財布を改造したミニワレットに納めてまずは第一投。パールピンク(限定カラーらしい)にいきなりヒット! 「おおっ!ファーストヒットか!」と色めき立った瞬間にフックアウト。しかし幸先いいスタートです。 続いてライトブルーやブルーを投げるも反応無し。 では餌色を、と、ブラウンを投げると程なくヒット!開始15分。 今回、デジカメ設定ミスのため白トビ多発しております。 念のために赤金を投げても反応無し。とりあえずは餌色に的を絞ってみることに。タナはカウント2~3(中層~ボトム)程度。 ちなみに水深は、プール中央で1.4M。足元付近はかなり浅いです。 TIPSY1.8gのオリーブにバイトがあったので、同じ千鳥足アクションのトロットスプーン1.8gカーキを試したところすぐにヒット! 安いのにええ仕事してはります。 続いて、良く釣れると聞いていたピンクを投入するも不発、ウッド(水色)もダメ。 そんな折、お隣さんに大物が掛かりました。 お隣さんは、スカジッドデザインズの「赤とんぼ」という、とても短いパックロッドで1.5g程度のスプーンを20M近く楽々と(しかも座ったまま)キャストしていて感心していたのですが、さすがに50UPは大変らしく、ランディングのお手伝いをさせて頂きました。 新調したラバーネットの大口が、大物相手に初めて役に立ちました(人様のだけど)。 「すごいですねー」 「今年はデカイのばっかなんだよなー」 「はあ…」 そういえば、朝の受付の列からも、「最近大きいのが放流された」との情報が聞こえてきていました。デカイやつ、是非釣りたいです。 陽が上がり渋くなってきたので、タフコン仕様で攻めることに。 まずはムカイのペレスプ1.5gカニミソを超デッドに引いていくと、程なくヒット! チビ鱒でした。 同じくアカレンガ(限定新色)を投げるも反応無し。 それならばとマーシャルトーナメント1.2gブラウンをキャスト。ラインを替えた効果は上々で、飛距離はアップしています。 いつも通りゆっくり沈めてクターと巻いていると数投目でヒット。 やっぱりチビ鱒でした。 流れのせいで軽量スプーンは浮いてしまい、表層付近のチビ鱒しか反応しないみたいです。 それならばと2g前後のスプーンでボトム付近を探ってみますが反応がありません。 こんな時はプラグにチェンジ。まずはファーストミノーSPのクリアーから。 5カウント以上沈めてからゆっくり巻くといきなりバイト!続けて数投目でついにヒット!ジャンプ一発バレました。残念。 反応が薄れたところで、フラットクラピーMR・ダークカニミソ(オオツカ・オリカラ)にチェンジ。 ロッドティップが揺れるほどのウォブリングを感じながらグイグイ巻いているといきなりヒット。しかしまたしてもバレます。 どうやら、今日の魚達は巻きアワセだけでは乗らないみたいです。 再びクラピーをグリグリ。ゴツン!キター!! 巻きアワセた後に一呼吸おいてロッドでフッキング!すると、一瞬「スレか?」と心配するほどの強い引き。 「デカそうですねえ」とのお隣さんの声援を受けつつロッドを右へ左へ。 よーし、ついにこのラバーネットの真髄を自分の釣果で!と意気込むも空振り。しかし、40upは確実な魚影!次こそ!と泳がせた刹那、 (お隣さん)(私)「あ~…」 抜けましたorz どっとテンションが落ちてしまいましたが、引きずらない様に心がけつつキャストを続けるも反応すら無し。正午を回ったところでポイントを移すことにしました。 とはいえ、西側以外はほとんど釣れないとの事前情報。3カ所で試しましたが果たしてその通りでした。 結局、一回りして西側に戻り、今度は岬の北側にポイントを定めました。ここは、水車の近くのため流れが急です。やり難そうですが、何事も経験です。 午前中の経験から餌色主体で攻めますが、全く反応がありません。 お昼からの低活性がそのまま尾を引いて、魚の反応が掴めない状態が続きます。 気が付けば残り3時間。こんな風に「なす術無く長い時間が過ぎる」状態を無くすことが今日の課題の一つだっただけに、少し焦ります。 色が分からないなら!とファーストミノーのクリアーを再び投入。すると程なくヒット!そしてまたしてもジャンプ一発フックアウト。ここの魚は元気良すぎです。 次はフラッシングで、と、PALのシルバーブルーをロングキャスト。流れを加味してとにかくデッドに引いていくと、流れの中でついにヒット! 2時間半ぶり! この後、フックを外そうとラインを掴んだ瞬間、ラインを引きちぎって逃げられてしまいました。こら~PAL返せ~! 同じ色はマーシャルトーナメントしか無い(軽すぎる)ので、他のスプーンの青や白を試すも反応無し。その間を取ってPALのライトブルーを投げると連続でバイト。「これか!」とはやる気持ちを抑えつつデッドスローに徹するとついにヒット!ドラグはゆるゆる。ばっちこーい! 「プツン…」 何故?! 結び目がほどけたのではなく、その直後から切れています。 私の場合、ラインとルアーはスナップで繋いでいます。 3ポンドラインの場合は、スナップが壊れるかラインブレイク(それも結び目からの)しない限りは結び直しはしませんでした。2.5ポンドの場合は、もっとマメなラインチェックが必要みたいです。 だからPAL返せ~!デビュー戦で2名殉職。 残り時間は約2時間。積極的に攻めたいところですが、ヒットルアーを立て続けに失い、ラインに対する不信感が増してしまったためにルアーロストへの懸念が先に立ちます。 気分転換に南側へ移動。ファーストミノーやPALに何度かバイトがあったものの全て抜けました。 4時になると冷え込んできたせいか人影がめっきり少なくなりました。水車前の好ポイント付近にも空きが出来たので再び移動。流れがぶつかり合う場所です。 陽も傾いて薄暗く、いわば夕マヅメ。 「少しは活性上がってるのかな~?でも水温低いしな~」さっぱり分からないので、蛍光色や赤金、黒金や濃い餌色など試すも無反応。蓮華でボトムを攻めてもアタリすら無し。 そうこうしている内に、周りの皆さんは良型を釣り上げていきます。それを見て、午前中のバラシが重くのしかかります。こんな時、自分の経験と引き出しの少なさを痛感します。 ついに残り30分、全てをクラピーに賭けることにしました。 フラットクラピーはウォブリングが激しいため、同じ場所で使うとスレるのが早いという欠点があります。しかし、左右10M近くが開いている今なら、扇形に投げ放題です。 ところが、右へ左へ前へとグリグリ巻いても一向に反応がありません。アタリすら無し。 残り時間はわずか10分。「魚はどこに行ったんだろう…」と頭を下げると、足元のプールサイドを大きな魚影が2・3匹… 「その手があった!」と、まずはラインを結び直し、魚影が向かった左のプールサイド沿いにキャスト。 一投目は縁に乗ってしまい、しかも排水口にはまったため慌てて回収。 慎重に狙っての2投目、巻き初めてすぐに重い手応え。「また引っ掛かったか?」と思った瞬間、ドラグが唸りました。 「よっしゃー!」「今度は逃がさんぞー!」 銭形のとっつあんはいつもこんな気分なんでしょうか。 またもやネットが空振りしましたが、魚の頭の向きを見失わないようにロッドを動かし、ついに捕獲。 クラピーリベンジ! サイズは約40センチ。さっきバラしたのはこいつです。うん、きっとそうだ。 結局、これが最後の釣果。 ルアーロストと引き替えに、繊細なタックルには繊細な配慮が必要なのだと学んだ一日でした。 今日のヒットルアー フラットクラピーは、スプーン用シングルフックに交換して、ウエイト調整。 追記 帰りの道中に立ち寄った上州屋でロストしたスプーンを補充した際、ある渓流釣りの雑誌をパラパラとめくったところ、「ラインとフックには金を掛けるべき」というインタビュ記事の小見出しが目に入りました。曰く「魚に近い部分ほど手間を掛けるべき」だとか(文章は正確ではありませんが、主旨は同じ)。「ルアーマンはフックに気を遣わない」とも。今日の経験から、非常に思うところがある内容でした。
by tadabiki
| 2005-11-13 23:58
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