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2006年 02月 13日
釣果:38匹(ニジマス:30センチ台・他)
これまでのトータル:245匹 使用タックル ロッド:REAVAS RVR632ULMS(メバルロッド) リール:ダイワ カルディアKIX2004 ライン:VARIVAS スーパートラウトアドバンス スーパーメッシュVEP 3lb 今日の仕込み ダイソーのカウンターは、ボタンの周囲をラバーで囲うと、ぶつかって勝手にカウントが進むことが無くて便利ですよ奥さん。 ラバーの隙間テープとか、カー用品のビビリ止めなども流用可。 数年前、仕事明けの週末に、片道100キロ以上掛けてバス釣りに行くという同僚の話を聞きながら、「釣り馬鹿ってすごいなあ」と思っていました。 仕事明けの土曜から高速パーキングでの仮眠3時間弱、今、私は朝霞から130キロ離れたKFSに来ています。これから11時間釣りをします。 …釣り馬鹿ってすごいなあ(特に馬鹿の部分が)。 ぶっちゃけ超睡眠不足なのですが、脳髄から出る「釣り馬鹿の波動」が体を突き動かします。池に落ちなきゃ良いのですが… さて、KFS遠征の最大のネックだったのが、割高な高速料金。往復の料金で朝霞ガーデンが一日楽しめてしまうとなると、どうしても躊躇していました。 ところが、ETCには早朝夜間割引という制度があることを発見。 片道100キロ以内という制限付きですが、沼津の手前の裾野IC迄なら東京ICから約97キロ。軽自動車の割引も含めて出口で表示された金額は… チーン!1150円也! 安! インター1区間分の時間差なんて20分程度。楽々と到着です。 昨日は有名なルアービルダーが3名もいらっしゃるという事前情報で大にぎわいだったというKFSへ一番乗り。その後訪れたお客さん達は別段並ぶ様子もなく、私が7:30から受付に並び初めても皆さん車の中で準備中。今日はまったりの予感。 スタッフの方が7:50分に受付を開始して下さり、いそいそと南3号池へ。 くろすけのページの3号池ハンターくまさんの言によると、3号池の朝イチは左端が良いとの情報。無事に一番乗り! まずはプリズムリーフのオレ金2.3gからスタート。むー、相変わらず渋い。しかし、今日はスプーンにこだわらないと決めていたので、とにかく色々と試します。 いつの間にか5色に増えたフラットクラピーMRの波動攻撃! いつの間にか6色に増えたファーストミノーSPのノタクタアクション! いつの間にか7枚もあるTIPSY1.8gのイレギュラーアクション! D-コンタクトでのイレギュラー(下手くそとも言う)トゥイッチ! Bux&ナウスでボトムトレース! ペレスプやシードSTで、壁際のノタっている連中にデッドスロー攻撃! MIU・ウィーパー・NOA・CHEATERのスモールシルエットアピール&表層引き! ゼイゼイ… はい、1時間のリミット終了~ 今日も見向きもされなかったよママン。 開始早々にお隣の青年が60オーバーのイトウを見事に釣り上げたので期待したのですが、今日も朝イチは撃沈でした。 南1.・2号池は相変わらす賑わっていたので、比較的空いていた2号池の方へ。 3号池で開始直後に声を掛けられた(KFSは初めてということで)ご夫婦のお隣へ。あの後すぐに奥さんのロッドが曲がっていたのが見えたので高活性かなと思うと、まだあの一匹のみとのこと(朝イチの放流直後だったのかも)。あらま。 とりあえず前回大活躍だったマーシャルトーナメント1.2gのライトイエローをキャスト。おや無反応。そうそう、前回もこの時間帯はブラウンだったと変えると、一気に2・3匹が追いかけてきてぶつかり合い、フッキングしません。乗りやすい魚を選別しようと水面直下を引いていくと何とか食い付きますが、超ショートバイトで乗らず。こんなのKFSじゃない! それなら、より活性の高いヤツに喰わせようと同赤金を投げ込むとようやくヒット! 15分も掛かったよ。 今日は赤金かな?と絞り込めずに思案していると、KFS恒例の「お客さんが釣れなかったら社長の判断ですぐ放流」が来ました!早速赤金にチェンジ。 お隣のご夫婦を見るとルアーを替える気配すらないので教えてあげると、放流時の高活性をご存じなかったみたい。赤金は無いそうなので、とりあえず派手目の色が良いですよとアドバイス(「二人とも黒投げてたね」と笑ってらっしゃいました)。 こちらはと言えば、いつも通り2g台の赤金をキャストするも、池が小さいので飛びすぎてしまいます。でもまあ乗るでしょ!と手前まで引いてくると、次々飛びついてくるもののついばむようなアタリばかり。慌ててウィーパー1.5g放流赤金にチェンジしてやっと3連発。ご夫婦にも釣れています。自分のすぐ隣に居る奥さんの方は魚が食い付いても気付かずにいたりするのですが、それでも良いペースで掛かります。これぞKFS! ウィーパーでは軽すぎて乗りにくい気がしたので、プリズムリーフ1.7gオレ金に替えると再び連発。同蛍光イエローと組み合わせてとりあえずは8匹目まで確保。 ところが、しばらくするといきなり反応が悪くなりました。隣の奥さんの方がペースが良いくらい、池の中で自分だけ釣れません。20分以上沈黙が続いた後、TIPSY1.8gのマジョーラで何とかヒット。 ホッ 今日はちょっと相性が悪いかな?と、前回良い思いが出来た北池へ。しかし、こちらはもっと厳しく、3号池(北のですよ、念のため)でようやくヒット。前回の当たりルアー、マーシャルトーナメント1.2gライトイエロー。 やっと10匹目。 やっと来たか!と意気込むも、ただならぬ雰囲気の方々が居並ぶ事によるプレッシャーか、前回の様な展開はとても望めそうも無い状況。魚影が奧の方に寄っています。早々に退散して南池へ戻りました。 南1号池は相変わらず満杯だったので、再び2号池へ。しばらくするとまた放流が来ました!よーし、ここで稼がな!と、プリズムリーフ1.7gオレ金を投入。ところが、ここから(地球規模での)異変が起きました。 よし喰った! スポッ また喰った! スポッ 別のヤツが喰った! スポッ …おい待てコラ スポッて何だスポッて?! 喰ったところまで確認したフックが、かすりもせずに抜けるとは! 針先は確認済み、伸びてもいません。 ならばと、より喰いやすい様にウィーパー1.5g放流赤金に替えると、これが大好評。次々と魚が食いつきてきます。そして全部抜けます。やっぱりスポスポと。やっと掛かってもすぐバレます。 1度や2度なら「乗らないな~」で済みますが、15回以上も続くと泣けてきます。 ロッドのアワセで抜けるならと、巻きアワセてもダメ。向こう合わせにしようと一呼吸置くと吐き出されてしまいます。 2g台の重目のスプーンでオートに乗せようとしても、リトリーブ速度が速いので追い着きません。かといって、マーシャルトーナメント等の軽量級ではついばむように触れるだけ。 結局、ウィーパーの赤金を続投。ロッドを立てて真上に引く様に掛ける方法で何とか1匹キャッチ。それでも抜けるので、最後はフックを下向きにセットしてやっと放流後2匹目をゲット。 こりゃダメだ、よりゆっくりした動きで喰わせなければと、ファーストミノーSPの赤金へ。そしてこちらも大好評!活性の良い魚が横からひったくる様に喰ってきます。フックの着いていない胴体を。 ベイビー、オイラのプラグにフロントフックは無いんだよ… テールを喰って来る魚も沢山。むしろほとんど1キャスト1バイトの入れ食い状態(見た目は)。でも、やっぱり抜けます。スポスポー 10回抜けて1回掛かり、バレる。こんなのが3セットも続くとやっぱり泣けてきます。 既に1時間半が経過。実は、先ほどの放流は私の足元。両隣の方々はショートバイトに苦労しながらも3~5回に1回は釣り上げるのに、私だけはノーヒット。この間ずっと赤金に好反応。バイトは50回を数えますがほとんど乗らず、夢の様な悪夢です。 と、ファーストミノーをひったくったヤツにようやくフッキング!逃がさん! 遂に! これだけバラしたなら、きっと見返りがあるはず!と本日2回目の3号池チャレンジを試みますが、相変わらずの超絶無視。すぐに退散。すいません、調子こいてました。 再び2号池で苦労していると、またもや放流が。ここで、先ほどのヒットの際のフックの掛かり方が気になりました。というのも、その魚は口の一番奥(上顎と下顎の境目)にフッキングしていたのです。 「もしかして、テールの振り幅が大きい方が乗りやすいのか?」 朝イチのショートバイトから、ローリング系の方が良いはずと判断していましたが、それは間違いだったのかも。 そこで、スローに引きつつも振り幅の大きいPAL1.6g赤金をキャストすると… 入れ喰い! さっきまでの柿田川ショートバイトストーリーはどこへやら、まさに1キャスト1ヒット状態が続きます。バラシもあったもののたちまち7連発。左に居る方と競争するように釣り続けます。さすがにPALにスレてきたところで、三度登場プリズムリーフ1.7gオレ金! グッジョ~ブ! この後、更に掛けるもののバラシ。そして、気温が急に下がり始めたところで再び修行が始まりました。 さっきまで同じくらいのペースで釣っていたお隣さんがプラグやスプーンで順調に釣り続ける中、私は30分無反応。餌色のスプーンにかろうじてバイトがあるものの全てフックアウト。 そのお隣さんが移動した後に、他の方が入りました。 「あ~そこは、今さんざん叩かれた…」 バシャバシャ 第一投で釣り上げましたorz なぜ?どうして?ああ、この気持ちをどう表現したら!そう、まさにこんな感じ。 分かる!ゴリさん、スゲー分かるよ…切ないねぇ。 餌色系に反応がある中、粘りに粘って何とかマーシャルトーナメント0.9gのオリカラチョコレートでキャッチ。 塗っといて良かった 日が落ちてきて気温が下がり、予想外の冷え込みが襲ってきました。池もほとんどが日陰になったので、ここで自作GROWを投入。以前も紹介した通り、これもくろすけのページのくまさん&さちこさんご夫婦のアイデアを拝借した物です。今回はPAL1.6gで作ってみました。 くまさん&さちこさんありがとう! まだ完全には暗くないせいか、GROWへの反応はこれっきり。ならばと、またしてもくまさんの教え、「GROWにスレた時に頼りになるのは黒か白」。マーシャルトーナメント1.2g黒(青ラメ)をキャスト。 よっしゃ~! 表層に反応が無くなったところで、ナウス2gのGBで中層を引くと 一発でヒット! サイズは小ぶりながら、狙い通りに釣れた満足度の高い一匹。それにしても、このナウスというルアー、狙いが当たるとほぼ確実に一投目でヒットします。恐るべし。再び投げるとまたヒット!が、痛恨のラインブレイク。しまった、連発に浮かれてラインチェック忘れてた…本日初の(そして唯一の)殉職。ゴメンよナウス(そしてお魚さん)。 一旦車へ戻り、カイロを補充。うー寒い! いよいよ日が沈み、プチナイターになりました。気付けば人が少なくなっていたので、今日初めての南1号池へ。そして、以前朝霞ガーデンのセミナイターで窮地を救ってくれたプレッソミノー4Fを自作GROW化した物を投入。UVライトでたっぷり蓄光させてロングキャスト。体を斜に構え、ロッドを下げてゆっくりタダ引き~ ゴツン! GROW来た~! 全く同じパターンで4連発。照明が届かない、プレッシャーの低い奧の壁際までキャストすれば、着水直後から引き始めにバイトが集中。たとえ乗らなくてもリトリーブ中にゴツゴツとアタリがあり、目の前まで来た時に照明に照らされた水中を眺めれば常に2・3匹の魚が争うように追ってきます!たのし~! その内、喧嘩する魚ばかりでフッキングしなくなりました。もう少し魚に選ばせようと先ほどのPAL1.6gのGROWに替えても同じ状況。かといって、マーシャルトーナメント1.2gでは小さすぎるのか追ってきません。そこで、再び黒にシフト。今度はプリズムリーフ1.7gで! 再びグッジョ~ブ! パターンは先ほどと同様。そのキャスト性能を生かして池の奧までフルキャスト。表層やや下をスローリトリーブで、ほぼ1キャスト1バイト!た~の~しー! ややスレたところで同じく黒のPAL2.5g→同1.6gは反応が無く、Bux1.5gでキャッチ。 GROWに戻したところやっぱり乗らないので、今度はプリズムリーフ1.7gのマホガニーブラウンを投げるとすぐにヒット。しかしバレてしまいました。 「ま、いっか。もう36匹釣ったし。50匹は無理そうだけど、このまま続ければ40匹は行けるよね。」なんて思っていると、竿先のプリズムリーフが 「ここはもう潮時だ、後の戦場に行きな」 と本日3度目の3号池チャレンジを促します(電波ではないですよ、念のため)。 残り時間は20分。ブログのシメのネタのつもりで、本日三度目の3号池のアプローチに立ちました。場所はやや右側。 とりあえず、言い出しっぺのプリズムリーフをそのままキャスト。3回通して無反応。ほーら、やっぱりね。 次に、先ほど活躍したプレッソミノーを取り出しました。いつも通りスナップで付け替えると、「相手はデカイぞ。ちゃんと結び直しとけ!」と言われました(だから電波じゃないですって)。 ハイハイ。まあ、スレでロストしても困るしね、と結び直してキャスト。 足元付近まで来ている連中の側を通しますが全くの無視。ほーら、やっぱり… 次に、魚が溜まって居るであろう奧へキャスト。先ほどの1号池同様、竿先を水面ギリギリへ向けてスローリトリーブを繰り返す事数回。 ゴシン 「は?」 バシャンッ! 「嘘!(いや、スレだろ。喰った感じしなかったもの)」 念のため軽くロッドで合わせてみましょう。どうですか? 「え~、魚の進行方向にラインが繋がっている感触でございます。」 あ~そうね…って、乗ったんかい!! 「嘘嘘嘘嘘!だって、始めてまだ5分しか!」 動きに勢いは無いものの、ドラグを鳴らしつつ巻き上げる手応えはなかなかの重さ。 ハラハラしながら引き寄せると、オレンジに光るプレッソ君は確かに口の横に張り付いています。反転することもなくあっさりとランディング。しかし重い! ご紹介します。 3号池 初 キャッチ パーシモン(ジャガートラウト) ※KFS数釣りクイーンさちこさん鑑定 正直に告白します。手が震えました。心拍数は3割り増しです。 「は~釣れちゃったよ…嘘みたい。」 そんなことをつぶやきながら、続けてキャスト。もう釣れるなんて微塵も思っていませんが、とりあえず体を動かさないとどうにかなりそうなので。 池の中央奧に投げているつもりなのですが、少し上空に風があるのか着水点は右に流れます。「ま、いっか、もうお腹一杯だし」と投げ続けていると、 ゴン 「!」 背中に電気が走ると同時に反射的にロッドでアワセを叩き込むと、 ゴバドシャンッ! 池の奧で立ち上がる水柱! 「オイオイオイオイ、ちょっと待てい!」 再び追いアワセを叩き込むと、丸太でも掛けたかの様な手応え。 完全に乗ってる!よっしゃ~! よっしゃ~はいいのですが、実は、さっきのパーシモンの後にラインを結び直していない事に気付きました。ヤバイ、ヤバすぎる。とりあえず、ドラグをギリギリにセット。少し緩め過ぎただけでラインがどんどん出て行きます。池の奧は暗いため、魚の位置もよく分かりません。気が付けばラインの端は池の左の方へ。 「そっちはいかん!他のお客さんが二人もいる!」慌てて引き寄せると何とか魚影が見えてきました。 首にぶら下げたライトのスイッチを入れ(ラインが弛んで焦った)、ランディングに持ち込もうとしますがこれが大変。なにより、どう見てもネットに入りません。 横から掬えない以上、取り込むには頭からネットインするしかありませんが、そこはさすが歴戦の強者、ようやくランディング姿勢に持ち込んでも、ネットが見えた瞬間に反転します。せっかくネットインしても、そもそも収まり切らないのですぐに逃げられてしまいます。 格闘すること数分、魚体がネットに滑り込んだ瞬間にロッドを放り投げ、両手でネットのフレームを掴んで抜き揚げ!ハトヤ~!! え~、ご紹介します。 3号池 セカンドキャッチ ホウライマス ※KFS3号池ハンターくまさん認定 別の角度からもう一枚 右端の靴は、応援してくれたおじさんのものです(軽く押さえてくれただけです、念のため)。 にしても、なんつー体高… スタッフの方によると、3号池放流前に水車の水流で鍛えられてこうなるのだとか。 魚体に着いた白い模様は、足場のデッキの汚れです。申し訳ない。久しぶりに魚を地面に着けてしまいました。 ついでに告白します。脚まで震えました。心拍数は5割り増しです。 暴れる魚にゴメンゴメンと10回くらい謝りつつ、何とか撮影してリリース(というか、勝手に落ちた)。残り時間は数分ありましたが、引き際と感じてこれにて終了。 この感激をどうしようか!と、ゴリさんに電話。どうも初めまして! 先ほどのやりとりから今日の状況、お互いのブログの感想などしばし。うん、ゴリさん、超好青年!是非ご一緒に釣りをしたいものです。 その後、スタッフの方に「ただのニジマス」認定をして頂きつつ(実はホウライでした)しばし談笑。朝霞ガーデンの事を聞かれたり(やっぱり、一度は行ってみたい場所みたいです)、「3号池は、夏~秋のナイターがすごいですよ!トップにガンガン出ますから!」という驚愕の情報を頂いたり。あのサイズがトップに…ありえん。 帰り道は途中で仮眠を取りつつ(寒かった…)、件の割引を利用して帰宅。どう考えても運は使い果たしたので、事故だけには注意しつつ。 今日のヒットルアー みんなお疲れ様。 ※プリズムの黒が抜けていました。
by tadabiki
| 2006-02-13 23:59
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